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茶道具と茶席のきもの
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淡交社編集局/編
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12月の京を彩る「祭り」 祭りのメインは「山科義士まつり」。大石内蔵助ゆかりの寺社がある京都・山科の地で、赤穂浪士討ち入りの日に行われる行事。子どもたちが演じる歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』をはじめ、改めて忠臣蔵の流れを学ぶことのできる見所満載のお祭りです。山科義士まつり以外にも、年の瀬の終い行事など、巻頭の「12月のカレンダー」を見れば、今日はどこでどんな行事があるか、すぐにわかります。 12月に訪ねたい古都の「美」 12月は紅白の山茶花や千両、万両、そして凜とした空気に包まれた竹林が見所。中でも嵯峨野の竹林の小径は、「嵐山花灯路」の期間中にライトアップされ、幻想的な風景を見せてくれます。お寺や仏像ファンは、相国寺の釈迦如来像や鞍馬寺の毘沙門天三尊像、そして東寺の立体曼荼羅が見所。京セラ美術館では、所蔵作品の柱である清王朝時代のガラス工芸品「乾隆ガラス」をはじめ、東山魁夷や梅原龍三郎といった近代を代表する芸術家の作品を多数見ることができます。 12月に食べたい「うまいもん」 12月の京料理に欠かせない食材は、海老芋、かしわ(鶏肉)、蟹、菊菜。これらを使った老舗料亭「下鴨茶寮」と、新進割烹「燕 en」の料理を紙上で味わってください。 京都の食にくわしい柏井壽さんオススメの2軒のほか、うまいもんを気軽に食せる和食・洋食・中華・カフェ・パン屋を8軒ご紹介。 おみやげにしたい12月の「とっておき」 京都人が12月に食べる和菓子は純白の雪をかたどった生菓子「雪餅」。洋菓子はイチゴのお菓子専門店で食べる絶品デザート「苺のミルフィーユ」ほか、とびきりおいしいお菓子とお店を紹介します。 京小物では、平安時代の貴族の装束から鎌倉時代には武具、室町時代には茶道具の飾り紐と、現代においても日本文化に息づく伊藤組紐店の組紐を紹介します。 12月におすすめの都の「宿」は、浄土宗の仏教世界が落ち着いた空間を生み出している「知恩院 和順会館」です。
ISBN:978-4-473-04112-8
発売日:2016/10/24
A5判128頁(カラー128頁) 電子書籍はこちらから